愛媛伝統工芸士が作る姫てまり(ケーブルテレビで放送)






愛媛CATV(ケーブルテレビ)発行 月間プログラムCa☆tchの9月号(P15)に姫てまり工房が掲載されました.

 





 愛媛伝統工芸士の田村美幸さんが「松山百点」に掲載されました。

 


えひめ伝統工芸士の田村さんは松山市の数少ない姫てまり職人のひとり。30歳の時に姫てまり作りを開始。土台を強化するため、芯(しん)に発泡スチロールを採用するなどの工夫を重ねた。色糸を使って模様を作る「上巻き」のデザインは数百パターンに上る。技術向上と後継者育成に長年務めてきたとして、「2002年度伝統的工芸品産業功労者褒賞」を受賞、えひめ伝統工芸士にも認定されました。現在は長女の美幸さんも技術を受け継ぎ一緒に姫てまりを作っています。実際に目の前にしてみないと分かりませんが姫手まりに出会って驚きました。実に鮮やか、そして華やか。田村さんが作り出す姫てまりは独特で、伝統を受け継ぎながら、なおかつ現代風にアレンジされています。まるで、幾重にも巻かれた絹糸が織りなす”ダイヤモンド”のような。「外国の方にも大変好まれており「ダイヤモンドボール」と呼ばれているそうです。

姫てまりのデザインはいろんなイメージから出来ております。たとえば花のイメージからトルコキキョウの花びらを敷いたところに、白い桜草の花を重ねて、その上にレンゲ草がこうやって開いた感じとか、頭の中でデザインを考えて、それを今度は実際に糸を巻いてみて、直しながら作っていく。姫てまりの使用糸は釜糸で、人絹でも縒りのかかってない本染めです。姫てまりはお祝い事などに喜ばれ今では結婚・出産・建前などの祝事全般に必要とされています。めでたい亀甲やのし柄に、何事も丸く治まるようにと願いを込めて、一つ一つ丁寧に作られている。作業は沢山の工程を要する。今は退職したご主人の力も大きい。直径約30㎝~2㎝まで大小さまざま。芯の多くは発泡スチロールだが、大きいものは新聞紙を加工して作る。水に浸すこと一週間。濡れた新聞紙を洗濯機で脱水後、小麦粉を混ぜて丸く仕上げる。など大変な作業です。



  

伝統工芸士の田村久子さんは、平成27年7月31日に永眠されました。

ご冥福をお祈り申し上げます。 

今後は、娘の美幸さん(伝統工芸士)が受け継ぎ、姫てまりを作り続けます。

皆様に愛される姫てまりが伝承されますますように!

 

2016年(平成28年)3月29日 火曜日 愛媛新聞 「フトえひめ ■ 総集編 13年間を振り返る」に掲載


ウイークリーえひめリック(2018年4月19日付)に掲載



 

★イイモノすごいモノ ★  

 

                      

 


   ※ 価格は変更されております。詳しくは最新版の価格表をご覧ください。

      2号は5,500円 3号は3,300に変わっております。

 

     

 

 

NHK「いよイチ」中継